会計税務FAQ②. 会社設立の方法
Q. 株式会社を設立したいと考えています。何から手を付ければいいのか、教えてください。
A. 設立の方法は、大きく2つに分かれます。
(1)司法書士に依頼する
【メリット】
プロにお願いするため、手間や時間を省略することができます。自分で手続きを行う場合には、調べ物や準備、手戻り等が重なって時間がかかるものです。この点、手続きに慣れたプロであれば、スピーディーかつ正確に手続きを進めることができます。起業の忙しい時に、時間をカットできるのは大きな価値があるでしょう。
【デメリット】
人にお願いすることになりますので、当然報酬が発生します。ただ、それほど多額の報酬がかかるわけではないようです。(google先生によれば、相場は7~10万円。弊事務所が提携している司法書士先生にお願いする場合は、もう少し安くしていただけるかもしれません。)
(2)Web上のサービスを利用して、自分で設立する
DIYで会社設立ができるWebサービスを、マネーフォワードやfreeeが提供しています。メリット/デメリットは「1.司法書士に依頼する」の裏返しとお考え下さい。ご自身で手続きを行う場合には必要期間を2週間程度見積もっておくのがよいでしょう。事業目的は同業他社を参考にしながら作成し、発行済株式数は資本政策の柔軟性を考慮して多めに設定しておくのがお勧めです。ただ、ご自身で手続きを行う場合には、やはり事故の可能性は高くなってしまいます。後々に商号変更(併せてWebドメインの変更)が必要になってしまったケースや株式分割を繰り返して結局は高くついてしまったケースなどもあるようですので、特に将来資金調達を考えている場合にはあまりケチらない方がいいかもしれません。
・マネーフォワード会社設立
・freee 会社設立
なお、株式会社の設立は、自分でやる場合でも実費としておよそ20万円強がかかります。(登録免許税、定款認証料、印鑑購入費用など)
※最近、この実費を実質的に無料にするサービスを見つけたのですが、条件等がありますので、気になる方はお問い合わせください。
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